子どものプログラミング学習って何から始めたらいいんだろう…?
子ども向けプログラミング学習教材は最近増えており、何からプログラミング学習を始めればいいのか困っているママは少なくありません。
そんなママの選択肢の一つとなるのが、子供に大人気の「スクラッチ」です。
スクラッチって宝くじのこと?
子ども向けのプログラミング学習ではかなり有名なんですけどね。まだまだ一般家庭では宝くじのスクラッチが有名ですよね(笑)
そこで今回は、子ども向けプログラミング学習教材「スクラッチ」について、詳しく紹介していきます。
10歳(男の子)と6歳(女の子)の二児のパパ。
職業はフリーランスのプログラマー兼システムエンジニアです。
自分の子供たちに教えるだけでなく、近所の小学生向けにプログラミング教室を経営中。
子供へのプログラム教育経験に基づき、子供のプログラミング教育のリアルな声をお届けします!
スクラッチを学んで身につく力
子どもがスクラッチを学習することで、プログラミングの基本となる「論理的思考」や「問題解決能力」が身につきます。
子供がつくった作品を公開したり、他の人の作品をみて学ぶことができるので、やる気が持続しやすくモノ作りを楽しむことが可能です。
操作がシンプルなので、小学校低学年からでも始められますよ。
また、自由度も高いため、創造性も身につけることが可能です。
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スクラッチって何?
スクラッチは、ビジュアルプログラミング言語の1つです。
海外ドラマや映画に登場するような凄腕エンジニアが難しそうなコードを書くのではなく、視覚的にオブジェクト(文字のパズル)を組み合わせてプログラミングするのが、ビジュアルプログラミング言語です。
スクラッチの8割はマウス操作で、キーボードはメッセージを出したり、キャラクターなどの移動幅に数字を手入力するだけなので、子どもから大人まで簡単に操作できます。
パソコンとネット環境さえあれば、無料でいつでも学習を始めることができます。
前述した通り、作品を他の人と公開しあえるので、作品を公開した時の達成感や他の人の作品を見て学ぶこともできます。
公開されている作品の多くがゲームです。
まずは遊んで触ってみることから始められるので、子どもが興味を示すかどうか見極めることもできますよ。
スクラッチの学習効果
ここまでスクラッチとはなにか、学習するメリットなどを紹介しましたが、
論理的思考、問題解決能力って言われても…。
実際、スクラッチを勉強させて子供にどんな効果があったのか、保護者からの評判なんかも知りたいな。
論理的思考などが身につくと言われても…。
具体的に、プログラミング学習を始めると子供にどんな変化があるのか、イメージできないママも多いと思います。
ここからは、スクラッチを学習教材として活用することで得られる具体的な効果を紹介していきます。
論理的思考が身につく
論理的思考とは「論理に沿って考えていくこと」です。
簡単に言えば、目標に対して取り敢えず衝動的に行動するのではなく「どうすれば目標を達成できるか?」を道筋・仮説・検証を重ねて進めていくことを指します。
私の子どもは考えをまとめるのが苦手だったのですが、スクラッチでプログラミング学習するようになってから、落ち着いて話ができるようになりました。
また生徒の保護者に言われたことですが、
「新しいことにチャレンジする時、まず考えてから行動する習慣がついた!」
これも、プログラミング学習による論理的思考が身についた効果です。
問題解決能力が高くなる
スクラッチで作品を作っていると、自分が思っている動きと違う動きをすることがあります。
スクラッチに限らず言えることですが、プログラムとは「思った通りに動くのではなく、プログラムした通りに動く」ものです。
なぜ思った動きをしないかは論理的思考で導き出しますが、解決するためには、インターネットで検索する、プログラミング教室に通っている場合は先生に質問する、などの「解決行動」を自ら起こせるようになります。
スクラッチを勉強し始めた生徒の保護者からよく聞くのが、
「”なんで?”の嵐が無くなった」
「”○○すると△△になるけど、なんで?” など、”なんで?” の質が上がった」
「わからないことを、ネットや本で自主的に調べるようになった」
問題に遭遇したときに諦めてしまうのではなく、行動したり、自己解決できるようにな力が身につきます。
子育ての負荷が軽減されることも嬉しい効果ですが、子ども自身が大人になった時にも問題解決能力は非常に役立つスキルとなるでしょう。
利用者視点から開発者視点になる
私は、はじめて子供にスクラッチを勉強させる時、他の子供がつくった作品で好きにゲームをさせてみることにしています。
ゲームをやった感想を生徒に聞いてみると、
「このゲーム面白い!」
「これはクソゲー!」
「シューティングゲームって初めてやった!」
このような「ゲームをプレイした感想」が中心になることがほとんどです。
しかし、スクラッチ学習を続けていくつか自分で作品を作った後、また他の人の作品をプレイした感想を聞いてみると、
「○○の機能は自分が作ったのと同じだ!」
「どうやってこのゲームを作ったんだろう?」
「面白かった!こんなゲームを自分も作ってみたい!」
このように「開発者の視点で感想を述べる」ようになるのです。
また自分が開発した経験がある子供は、他の人の作品を見下すようなコメントが自然となくなるのも面白い特徴です。
これはスクラッチ学習に限らず、他のゲーム開発やプログラミング学習でも同じで、作り手(開発者)視点で物事をみるような変化が出てきます。
遊ぶ時も思考を巡らせる習慣がつくので、学校の勉強や仕事をする時にも役立つスキルが身につくでしょう。
資格が取れる
子供でも取得できるプログラミング関連の資格はたくさんありますが、Scratchが役立つ子供向け資格が多いため、資格を目標設定とした学習ができることもScratchの学習の魅力と言えるでしょう。
例えば、小学生におすすめの資格「ジュニア・プログラミング検定 Scratch部門」や「日商プログラミング検定」では、Scratchによる初歩的な問題が出題されます。
また、就職や大学受験でも役立つ「情報処理技術者試験」は中学生や高校生におすすめの資格を取得するときも、スクラッチで学べるプログラミング思考は非常に役にたちます。
まとめ|小学校低学年以上から学習できるスクラッチは男女問わずおすすめ
今回紹介したスクラッチは、パソコンとインターネット環境があれば直ぐにでも始めることができる、手軽なプログラミング学習です。
ネット環境がなくてもオフライン用のスクラッチをインストールさえしていれば、パソコンだけで勉強すること可能ですよ。
直感的な操作で小学校低学年以上の子どもなら、男女問わず学習できます。
スクラッチは日本語で学習することができますが、小学校低学年の漢字や数字がでてくるので、年長のお子さんには少し早いかもしれません。
スクラッチは、ゲームで遊びながらゲーム開発ができるプログラミング学習ですので、特にゲーム好きの子どもなら楽しんで学習できておすすめですよ。
無料で始められるので、まずはママやパパも触ってみましょう。
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